お風呂から上がって部屋に戻る。


「……どゆこと。」


雅と祥弥が2人してテーブルに突っ伏してぐったりしていた。


この短時間になにがあった。


「楓、雅ちゃんの頭ってどうなってんの?」


「楓〜…祥弥さんの説明についていけないよぉ〜っ!」


「「楓ー…。」」


「うっさいわ、2人して!そして手を伸ばすな!」


伸びてくる4本の手をシッシッと追い払う。


若干ホラーだぞ、おい。


今は冬だホラーはいらん。


「楓よりやるのかと思ったら楓より駄目だな。」


「おいこら。元は祥弥より私の方が頭良かったんだかんなこのやろー。」


「楓ー、祥弥さんが毒舌だよぅ!」


「引っ付くな雅!」


えー、私ツッコミ役なの?


主人公なのに?←


「まぁ、私お風呂から上がったし。勉強は終わりでいいよ。」


「マジで!楓ちゃん流石〜っ!」


「雅まじキモいからやめて。」


「酷い!」


「いいから、雅も明日補習なんだし寝ようよ。」


「「何をおっしゃる楓サン!!」」


うわー、綺麗なハモり。


「夜はこれから!」


「てことで………?」