ある日突然幹部部屋が開いた。
そして、出てきたのは姫だった。
姫はなにかをさがすように辺りを見回しあたしの方を見ると満面の笑顔で此方へと歩いてきた。
「なんかこっち来てないか?」
「真理亜にようがあるんじゃね?」
『用があるならなんのようだろ?』
あたしは仲のよい下っぱの子達と呆然と足が震えながらもこっちへ来る姫をみていた。
「足震えてね?」
「まぁ、俺ら不良だから女の子が怖がるんだよ!」
『だとしたら、怖がらないあたしは女じゃないのかな?』
「「真理亜は特別!!」」
『そっか、あたしも皆が特別だよ?』
あたしたちはお互いを誉めあって変な空気になっていた。

