君の隣が好きだから

唖然として見ていると、向葵が急に携帯を差し出してきた。


「はい。委員長♡委員長がみんなからどう見られてるかわかるよぉヾ(*´∀`*)ノ」

「えっ《゚Д゚》それってどういうこと?」

「ほらほら。画面見て!!」


向葵は携帯を指差しながら、面白そうに笑った。画面を見ると、驚いて携帯を落としそうになった。

画面には、【みんなにしつも~ん♡うちのクラスの委員長ってどんな人?】と書いてあって、それにどんどん返事が来てる。


「ほら、委員長の話をすると絶対に『足が学年1速い』って出てくるんだよ(笑)」

「本当だ。わぁ~すっごい返事来るね。」

「うん。掲示板に書くとみんな返事くれるからねぇ♡うちのクラスでも書き込みしてる人多いんだよ!!」

「へーそうなんだ。私も今度見ようかな。」


本当に掲示板はすごかった。誰だかはわかんないけど、みんな書き込んでいる。掲示板の書き込みを読んでると、ちょっと恥ずかしくなった。


みんなが「委員長って頭よすぎるよね(笑)まさに天才!!」とか「いやぁ。委員長とかマジうらやましいよヽ(´Д`;)ノ美人だし頭良いしスポーツなんでもできんじゃん。」とか色々女子らしき人達の意見が書きこまれてたれていた。