君の隣が好きだから


「俺と一緒にカラオケ行かない?」

「えっ・・・」


えっ!?そんなことだったの・・・ていうかそんなに言いにくいことかな?


藤堂くんを見てみると、さっきより顔が赤い。

熱でもあるんじゃないかと思うぐらい赤い。


向葵を見ると、相変わらずニヤニヤ笑っている。

田中くんは・・・うん。ダメだこいつら!!


「えっと、その他にも龍とかいるし、あっ相原もいるから。楽しいと思うし・・・」


何でこんな言い訳みたいなことを連発しているのかは、わからないけど。

とりあえず今日は空いてるから。


「いいよ。別に。」


簡単にこういうだけだった。別に迷う必要もないし。


「あっマジで??ありがとっ!!」


なんか藤堂くんって背が高くて大人っぽい顔立ちのくせに、子供っぽいし子犬みたいだな。