君の隣が好きだから



そもそも掲示板にパスなんてあるんだ。そこに驚いた。

まぁ私は掲示板があることすら知らなかったんだから、そんなの知るはずもない。


「ううん。菜月は知らないよ!!うちの携帯から見てたから(笑)」

「うん。わかんない。」

向葵がほろうしてくれたから、助かった。


みんなは驚いたのか、一瞬固まった。

そんな沈黙を破るように、美優が当たり前のようなことを言った。

「じゃぁさ。菜月、パス教えてあげよっか?」

何も考えずに、「あっ!!知りたい。」って思ったから普通に言ってしまった。

「あっうん。教えて。」

「あぁ。それうちが教えようと思ってたのに~!!」

「まぁいいじゃん。あとでメールするわ。」

美優はそういうと去っていった。美優はきっとわかってたんだと思う。


この休み時間中に何が起きるか・・・


「おぉーそれいいねぇ( ・∀・)」

「ナイスアイデア!!」

「あっ!!委員長メアド教えて~♡」


とまぁ、こんな感じで他にいた関係ない人達もきてしまった。


内心メンドクセーとか思ってしまったのは、ほうっておこう。