「..えっ...」 ――プシューー。 電車のドアが閉まる2秒、いや、1秒前。 電車のドアが閉まる直前に少し急ぎ足で電車内入ってきた男の子に、一瞬で目を奪われた。 ―ドクン。 こんなこと、絶対にあるはずない。 だけど、私の胸が、今、確かにドクン。って、高鳴った。