王子様は、さっきよりも大きな溜め息をついたあと、 「電車。」 と言って、私と王子様の前に止まる電車を指差した。 「あ、ああっ」 王子様の指差した先を見て、王子様が言っている言葉がやっと理解できた私。 「先乗っていい?」 「え、あ、はい!も、ちろん!どっ、どうぞ!」 王子様が少し面倒くさそうな口調だったのと、王子様と話してるっていう今の状況に完全に混乱していた私は、そう返事をしてなぜか駅を後にしてしまった。