車内恋愛 ~8両目の王子様~


駅に着くのがさすがに早すぎて、退屈になってきてしまっていた私は、ウォークマンを鞄から取りだし、耳にイヤホンを着けた。




早起きして、

早く家を出て、

駅で音楽を聴いて、



なんて清々しい朝なんだろう。




そんな事を考えながら、なんとなく。

本当になんとなく、後ろを振り向いた、その時...






「....なっ、」




私の後ろで、電車を待っていた男の子が...



まさかの、


まさかの、






「おう、じ...さま」