結愛と1on1をした日から、俺の中で結愛を見る目が変わった……というか、結愛に対する気持ちが変わったというか。 いくつか疑問を抱いたのも確かなわけで。 「おーい、蓮次くん?」 「あ、悪い…何?」 「悠くんが呼んでるよ。」 ほら、と言って教室の後ろの扉を指さした。 「あぁ、サンキュ。」 「うん。」 小さく笑うと結愛は自分の席に戻った。 「お、レジやっと来た。」 「どうした?」 ニコニコと結愛と似た笑みを浮かべながら悠が俺を見た。