「わ、せ、先輩…」 「都子、ミズキ。あんまり結愛に無理させるなよ。」 「いや、別に無理とかしてないんですけど……」 「結愛ちゃん、もう大丈夫なの〜?」 「はい、大丈夫です。」 「うん、良かったね〜悠ちゃん。だから泣きそうな顔はしちゃ駄目だよ〜?」 「ちょっ、ヤス先輩!!」 ヤス先輩がニコニコしながら悠くんの頭を撫でた。 「ごめんね、悠くん。ありがとう。」 ヤス先輩に続いてあたしも悠くんの頭を撫でた。 ……背伸びしてギリギリだったけど。