隣のマネージャーさん。



「……あたし、小さい頃は本当に体弱くて走ることもあまりできなくて。一回だけ、悠くんの後を追いかけて外に出て風邪ひいたことがあって…こじらせて肺炎になって1ヶ月くらい入院したことがあるんです。」
「あー、そりゃ心配するわね。」
「でも、成長するにつれてだんだんと体も丈夫になったんですけど、持久走とか激しい運動はできなくて。」
「だから、マネージャーなの?」
「はい。バスケ好きだし、悠くんのことも近くで応援してたいんで。」


また悠くんを見ると、あたしの視線に気づいたのか、ニコッと笑った。

「「もう、結愛かーあいーい!!」」

先輩達はそう言ってぎゅうっとあたしを抱き締めた。