あー…… また、やってしまった。 蓮次くんとどうしても1on1がやりたくて、喘息持ちなのに動きすぎてしまった。 案の定、息はあがるし苦しくて、みんなに迷惑をかけてしまった。 「ゆっくりと呼吸して。」 背中を擦りながら、蓮次くんは優しく言ってくれた。 苦しいのと、申し訳ないのと、ありがとうの気持ちとで少し、涙が出た。 そして、悠くんにも心配をかけてしまった。 ごめんね、悠くん。 でも……どうしても蓮次くんとバスケがしたかったんだ。