そう言うと目を大きく開いて、嬉しそうな顔をした。 「……で、支度まだ?」 「あ、ごめんね‼︎…よし、もう大丈夫だよ‼︎」 お待たせと言って、結愛は鞄を肩にかけて俺を見上げた。 「……たまに抜けてるよなー…」 「ん?何?」 「いや、別に…」 また首を傾げたけど、結愛はとくに聞いてこなかった。 「やっと、部活だ。」 「ね‼︎早く部活に行きたくてしょうがなかったよ。」 また嬉しそうに、結愛は笑った。