「そーれっから。お前等、3年!!!!」
立ち上がってビシッと指を指した部長。
「いつまで泣いてるんだよ、今の俺の身にもなれ!!」
「うるさいわねぇ……しょうがないじゃない……」
「そうだぞ、ぐずっ、ゆ、ゆうだ……うぅ……」
「………お前も泣いてるじゃないか……」
気づくと、部長の頬を涙がポロポロと転がり落ちていた。
「うるさいぞー、はい、拓真!!」
「ぐずっ、な、何?」
「女の子大好きで、楽天的で、ちょっとチャラいな、っていうイメージが最初強かった。」
「……ぐずっ、間違ってないけどさ……」
「でも、誰よりも純粋で我慢強くて。隠れた泣き虫で…って、今も泣いてるし。」
「う、うるさい……」
「だけど、何だかんだいっつも笑顔で、楽しませてくれた。ありがとうな。」
「はは……こちらこそ……」
部長は俺にしたように、タク先輩の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「はい、次は和彦!!」
「……ああ。」
「誰よりもずば抜けて背が高くて、そのくせ無愛想で無口で迫力あって。はじめは仲良くなれるかわかんなかった。」
「…………」
「黙るなよー。でも、ちゃんと話をした時、本当に仲間思いでいい奴だと思った。表情や言葉にして自分の気持ちを現さないけどさ。それでも楽しそうにバスケして、ハイタッチを俺がねだればそれに応えてくれて。ありがとうな。」
「ああ……俺の方こそ。」
笑って拳を交わす先輩達。
「それから、都子。」


