「レジ、決めてよ!!」 悠が道をつくりながら俺に言った。 プレッシャーかけるな、と言いたかったけど、そんなこと言ってる場合じゃない。 全員が俺の通る道をつくってくれてるんだ。 だから、 「任せとけ。」 こう言うしかないだろ? ゴール目前で構える。 「そう、簡単にはシュートさせないよ!!」 「っ!!」 バッ!! と目の前に突然できた大きな壁は、夏川さんだった。