隣のマネージャーさん。



「みんな、お疲れ様!!」
「サンキュ、都子……」

ミーコ先輩が選手に飲み物とタオルを配る。

「飯田、桐谷とチェンジだ。」
「はい!!」
「悠はこのあとも出てもらう、最後までな。相手との点差は一点だ。集中していけばすぐに取り戻せる点数だ。これ以上点差がひらかないように、油断はするなよ!!」
「「はい!!!!」」
「頑張ってくださいね!!」

マネージャーやヤス先輩、ベンチメンバーがそれぞれ声をかけてくれる。

みんな緊張したような顔だ。

「蓮次くん、頑張ってね!!」

ファイト!!

と言って、ガッツポーズをしてみせる結愛に、自然と頬が緩む。

「結愛。」

俺は体ごと結愛と向き合った。