トクンッ…… ひまわりみたいに大きく笑った結愛が、とても綺麗に見えた。 結愛の笑顔に鼓動が速くなる。 けど、どこか安心感もあってすごく、すごく居心地がいい。 「……ありがとな。」 俺は自然と結愛の頭を撫でていた。 「え、へへ……」 頬を赤くさせながら笑う結愛にまた鼓動が速まる。 駄目だな、俺。 完璧に結愛のことになると駄目だ。 そんなやり取りをしていると、第3クォーターが終了した。 俺は汗を拭って体をぐーっと伸ばした。