隣のマネージャーさん。



それからはお互いに点を入れて、入れられての繰り返し。

まだウチがリードしているけど、全く油断はできない。

悠くんもダイ先輩も活躍している。

「悠ー!!シュートシュート!!」
「みんなーファイトー!!」

先輩も颯汰くん達も一生懸命応援している。

「ダイちゃん、大丈夫かな……」
「ヤス先輩…」
「安田、お前は自分の足の心配してろ。飯田だって、そう弱いやつじゃないだろ。」
「……監督も、いいこと言いますね~。」

ヤス先輩は苦笑いしながらコートの中のダイ先輩を見た。

確かに、少し息は上がってるみたいだけど。

「ダイ先輩ー!!そのままそのままー!!!!」

ベンチで座っていた蓮次くんが立ち上がって大きな声でダイ先輩に向かって叫んだ。

ダイ先輩はちらっとこっちを見ると、ニッと笑ってドリブルしたままコートを走った。