第2クォーターが終わって選手達がベンチに戻ってくる。
「ヤス、大丈夫か!?」
「あ、勇大先輩~。大丈夫…じゃ、ないかもです~。」
そう言って苦笑いしたヤス先輩。
「じゃあ、ヤスに代わって誰が?」
「ちょっと、先輩!!俺のこと忘れないでくださいよ!!!!」
ダイ先輩が胸を張りながら言うと、なるほど。というような顔で頷いた。
「それと、桐谷。お前は悠とチェンジだ。」
監督が蓮次くんにそう言うと、蓮次くんは汗を拭いながら頷いた。
「悠……頼んだ。」
「ああ、任せとけ‼︎」
そう言って二人は笑いあった。


