隣のマネージャーさん。



「それにしても、あっという間に決勝戦まで勝ち進んじゃったよなー。」

叶多が今までの試合を振り返るように言った。

「そうだな!!先輩達もレジもすげぇよ、本当!!」
「いや、俺より先輩達の方が活躍してるだろ。」
「レジも活躍してるじゃん。あー、俺も試合出たいなー‼︎」

悠はそう言って空を見上げた。

日は沈み始めていて、綺麗なグラデーションになっていた。

「でもさ、これならインターハイいけそうじゃねぇ?」
「確かに!!」
「だから…そんなに簡単に言うなよな…」
「またまたー、レジは活躍してるんだから、自信持って平気だって!!」
「レジくん、頑張れ!!」
「はは…ありがとう。」

応援されたり、期待されるのは嬉しい。

直にみんなの思いが伝わるし、みんなインターハイにいきたいわけで、試合に出たい悠の気持ちもわかる。

でも……