隣のマネージャーさん。



「それより、次は決勝戦だね!!」
「あぁ、次も頼んだぞレジ!!」
「……そんな簡単に言うなよな。」
「ふふ、でも蓮次くん達を信じてるから言えるんだよ?」


トクンッ


あぁ、また結愛の言葉と表情に心臓が跳ねた。

「蓮次くん?」

クリクリした目で下から俺の顔を覗き込む結愛に、自分の顔に熱が集まるのがわかる。

あー、何でこんな時に自分の気持ちが確信に変わるんだよ……

「どうしたの?顔、赤いけど…」

首を傾げながら上目遣いで聞くな…なんて言えるはずもなく、俺は結愛の視線から逃げるように顔を背けた。

「別に……」
「あ、本当だ、顔赤い。」
「っ‼︎悠‼︎」

またケラケラからかうように笑った悠と、さらに熱くなる顔を隠すようにする俺を交互に見てきょとんとする結愛。

……やりにくいなぁ。

「ちょっと、そこの3人‼︎遊んでないで荷物まとめて‼︎」
「「あ、はい!!」」
「…はい。」

まだ騒ぐ女子達をスルーして、俺達は荷物置き場へ急いだ。