隣のマネージャーさん。



「家にいないと思ったら、こんなとこにいたの、爽!!」
「母さん‼︎」

ビクッと反応した爽ちゃんは、颯汰くんの後ろに隠れた。

「ほら、帰るよ!!」
「や、やだ!!ソウちゃんと一緒にいるもん!!」
「はぁあ!?ふざけたこと言ってんじゃないよ!!」
「ちょっ、母さん、向こうで話そう‼︎」

すみません、と一言言って颯汰くんは爽ちゃんと女の人を連れて体育館の入り口の方に行った。

「蓮次くん、あの人が?」
「あぁ、颯汰の母親。颯汰は俺ん家の近くのアパートに住んでて母親はアル中。小学生の時に颯汰と離されたんだけど、酒やめたとかでまた一緒に暮らし始めてさ。」

だから爽ちゃんは颯汰くんとは腹違いの兄妹らしい、と蓮次くんが言った。

「やぁだぁー!!サアは帰らない!!」
「帰るんだよ!!小さい子供がいた方が、金持ってる客捕まえやすいんだよ!!」
「母さん、爽が嫌がってるだろ!?」

颯汰くんがそう言った時だった。