「はぁー…今日もハードだったなぁ!!」
そう言って汗を拭う颯汰くんに、爽ちゃんはニコニコして駆け寄った。
「ソウちゃーん!!」
「爽ー、いい子にしてたか?」
「うん!!ソウちゃん描いたんだよ!!」
「おおおおー!!めちゃくちゃ上手いじゃん!!俺、すっげぇ嬉しいよ!!」
そう言って颯汰くんは爽ちゃんの頭を撫でた。
「……颯汰く…」
「颯汰。」
あたしが颯汰くんを呼ぶ前に、都子先輩が颯汰くんを呼んだ。
「はい、何ですか先輩?」
「これ。」
「………爽が、描いたのか?」
さっきまでの笑顔が、一瞬で消えた。
爽ちゃんも、俯きながら頷いた。
「颯汰、これが本当だったら…」
「大丈夫です‼︎違うんですよ、それは。たしかに叩かれたりしますけど、こんなんじゃないですよ?大袈裟だなー、爽は。」
颯汰くんはそう言って笑うけど、どこかぎこちなかった。
「颯汰、おばさんまだ酒とタバコやめてねぇの?」
「……っそれは…」
蓮次くんの問いかけに颯汰くんが言いかけた時だった。
体育館の扉が勢いよく開いて、若くてすごく派手な服を着た、タバコを吸った女の人が入ってきた。


