「……今日の練習する気あるのか?」 監督は笑っていた…が、目が笑ってない。 「あります!!監督!!」 「颯汰…お前状況わかってる?」 元気よく言った颯汰を見て、監督はやれやれと溜め息をついた。 「…あと少ししたら、練習始めるぞ。いいな。」 「「はい!!」」 監督はそう言うと、一度体育館を出ていった。 「…今日はいつもよりも練習ハードになりそうだね。」 結愛が苦笑しながら悠に言った。