今まで見たことないくらい、大きく笑う蓮次くん。

「…お日様みたい。」
「ん?何が?」
「蓮次くんが笑うと、お日様みたいにキラキラしてて温かいなぁ…って。」
「…そういうことをサラッと…」
「え?だって、本当に思ったんだよ?」
「はい、わかったから…まぁ、手の火傷もそんなに酷くなさそうだし、安心した。」

今度は優しく笑って、蓮次くんはあたしの頭にポンッと手を置いた。

悠くんに頭を撫でられるとホッとするだけなのに、蓮次くんに頭を撫でられると……

何か、違う。

家族じゃないからかな?

まっ、いっか!!