「勘づく者は、勘づくでしょうね、」
「わかってる」
「じゃあ、早く契りを交わして欲しいものですね。…世継ぎを産んでいただかないと」
さばさばした物言いが気に入って、志臣は空平を側に置くようになった。
蒼官でありながら、賢い空平は多方面から重宝されている。
「そういうことはさ、気持ちが無くちゃだめだと思うんだよねー」
「乙女ですねー、今時ないぐらい。…姫様だって、あんな事言ってますが、受け入れてくれると思いますけどねぇ」
微かに揶揄した言い方ではあるが、悪気が無いことを知っているし、国の為を考えれば当たり前なので受け流す。
「いや、だってさ、九も年下の子に迫ったり、なんかしたらさ、ご、ご、ご、ご…強姦と一緒じゃない!!」
きゃー、と顔に手を当て、寝台に倒れ込む。
大事にしてあげたい、そう思っている。
「ヘタレっすねぇ…こう、決め顔で『俺に任せて、今夜は寝かせないよ』」
倒れ込んだ、志臣の髪に触れながら、耳元に色気たっぷりの声で囁く。
「ってやれば、イチコロですよ!!」
「まじか、イチコロか、」
「でもって、姫様は『私、怖い…』っていうんです」
雛生の台詞をどこからか出しているかわからない裏声で演じる。
ぶっちゃけ、可愛くないし、むしろ気味が悪い。
「そしたら、『俺も、君を抱くのは怖い…でも、大事にするから』って、手を握ってやるんですよ」
ぎゅっ、と志臣の手を握った。
ふむ、なるほど、と志臣は考える。ふたりの顔がかなり近くなった所で、室の扉が開く。
「わかってる」
「じゃあ、早く契りを交わして欲しいものですね。…世継ぎを産んでいただかないと」
さばさばした物言いが気に入って、志臣は空平を側に置くようになった。
蒼官でありながら、賢い空平は多方面から重宝されている。
「そういうことはさ、気持ちが無くちゃだめだと思うんだよねー」
「乙女ですねー、今時ないぐらい。…姫様だって、あんな事言ってますが、受け入れてくれると思いますけどねぇ」
微かに揶揄した言い方ではあるが、悪気が無いことを知っているし、国の為を考えれば当たり前なので受け流す。
「いや、だってさ、九も年下の子に迫ったり、なんかしたらさ、ご、ご、ご、ご…強姦と一緒じゃない!!」
きゃー、と顔に手を当て、寝台に倒れ込む。
大事にしてあげたい、そう思っている。
「ヘタレっすねぇ…こう、決め顔で『俺に任せて、今夜は寝かせないよ』」
倒れ込んだ、志臣の髪に触れながら、耳元に色気たっぷりの声で囁く。
「ってやれば、イチコロですよ!!」
「まじか、イチコロか、」
「でもって、姫様は『私、怖い…』っていうんです」
雛生の台詞をどこからか出しているかわからない裏声で演じる。
ぶっちゃけ、可愛くないし、むしろ気味が悪い。
「そしたら、『俺も、君を抱くのは怖い…でも、大事にするから』って、手を握ってやるんですよ」
ぎゅっ、と志臣の手を握った。
ふむ、なるほど、と志臣は考える。ふたりの顔がかなり近くなった所で、室の扉が開く。


