「何で…涼介…のこと信じてあげなかったんだろう…
そうすれば…
!!涼介は!?」

「それが帰ってこないの…出てったっきり」

「え…」

「探してくるね」

ガン!!

「!? !! 涼介!?」

「はぁはぁはぁはぁはぁ
架那…本当にごめん!!
あれは…」

「大丈夫!!」

「え…」

「もう分かったから…
守ってくれたんだよね…」

「何でそれを…」

「優都に聞いたの…」

「そっか…」

「うん…
ねぇ…真弓…
聞きたいことあるんだけど…」

「ん?」

「雅は…?」

「え!?」

「優都に聞いたんだ…
雅は友達だったって…」

「そぅ…なんだ…」

「あたしに何か用?」

「み…やび?」

なぜか雅はどこか優都にそっくりだった。

「そう!あなたの忘れてた雅!」

「ごめん…」

「あたし…
内野雅はね…
内藤優都の双子の妹だった!!」

「え!?」

「私たちが産まれて…
私たちは何年か後したら…
離ればなれになった。」

「え…でも」

「あなたが引っ越しに来る前にね!!
それで…お兄ちゃんが亡くなったことを
知った…。
あなたのせいって事も…
だから復讐するために近づいた…」

「雅!!
そんな…
架那も今までどんな気持ちだったか分かるでしょ?」

「ふっそんなこと分かるわけないじゃん。
ずっと憎んできた…。
それで彼氏もつとかサイテー
あんたなんか幸せに」

パン

「いった…
サイテーなのはどっち?
雅でしょ?
架那も十分自分を憎んできた…
死のうとだってしたの!!
架那の気持ちも…わかってあげてよ!!」

「いいよ!もう!
真弓!!大丈夫だから…

これで分かったから…
やっぱり私はこの世にいていけない存在なんだよ…」

「そうよ!!あんたさえいなければ!!
今ごろお兄ちゃんは…
許さない…」

雅が架那の元へどんどん近づいていく。

「ねぇ…死んで…」

ブスッ

「うっ…
はぁはぁはぁはぁはぁ」

「架那!?
ちょっと!!」

「おい!!架那!!
架那!!」

「一ノ瀬!!
警察と先生よん」

「けい…さつには…れ…んらくしな…いで…
おね…がい…ま…ゆみ…」

「分かった…分かったからしゃべらないで!!」