「本当に優都くんのとこ行ってたら…
架那…絶対戻ってこない…」






「架那…」

「んー?」

「あのさ…

その…涼介ってやつと話してた女いるだろ?」

「え?あ、うん…」

「実はさ…
その女の名前は雅…
架那の友達なんだ」

「え?」

「架那は…
俺が死んだショックで俺が死んだ
前の日と次の日の記憶がないんだ…
で、その雅は架那と俺が死ぬ前の日に友達になった。」

「え…
気づかなかった…」

「しょうがないよ…
誰も言わなかったから…
言えなかったんだ…」

「真弓は!?」

「知ってたよ…
水野も…」

「そんな…

どうしよ…
酷いことしちゃった…
どうしよ」

「大丈夫…
今はみんな架那が戻ることだけを
祈ってる…

架那…俺は…架那に現実に
戻ってほしい!
俺のためにも生きてほしい!

実は言うと…
神様に頼んだんだ…
架那をここに呼んでほしいって…」

「え!?」

「架那…また自殺するって思ったから」

「え…でも手首きった…」

「切ってない…
わざと気絶させたんだ…」

「架那お願いだ戻ってくれ…

でも…架那が嫌だったら
俺はもう何も言わない。
だって架那が幸せならそれでいいから…

でも一年たったら架那は現実世界では死ぬことになる」

「え!?」

「架那…どうする?」

「優都…
戻りたい…
戻って…
真弓や涼介…



雅に謝りたい!!」