この世に本当の私はいない







「れみってさぁ、なんか常に完璧だよなぁ。すごいよ。俺なんか馬鹿だし。全然、、、」






「そうかな?でもあたしだって全然だよ。失敗だってするし、出来ないこともいっぱい。それに終ちゃんは全然だめじゃないと思うよ。今日だって真面目に勉強してたし。」



「いやいや。ありがとう。まぁ俺の唯一の自慢はベースくらいだよ。」



「いいじゃない。それだって誰でも出来ることじゃないよ。すごい。今度終ちゃんのベース聞いてみたいな、、、」