俺は、頭を抱え込んで、机に倒れこんだ。





もう...どうすればいいんだよ...。





「もう突っ走れよ」





蓮人が落ち着いた声でそう言った。





「今は今で突っ走って、後からいろいろ考えればいい。それだけの話じゃん」





俺が顔を上げると、蓮人は優しく微笑んでいた。





本当...こいつには救われてばっかだ。






「...ありがとな、蓮人。俺、今日華恋に話してみる」





「あぁ、そうした方がいい。元気のないお前なんて見てられねーからな!」






俺の頭を軽く叩く蓮人。





本当にこいつはいい奴だ。





俺は心の中でそう思った。