「─────...」




何だろう...何か聞こえる...。





「華恋!」




あれ...慶太...?





私は慶太の声で目を覚ました。






「私...寝ちゃってたんだ...」





私は寄り掛かって寝ていたベンチから体を起こし、ゆっくり立ち上がった。






「あぁ、ぐっすり寝てたよ。もう少しで危なかったんだぞ...」





「え?なぁに?」






「いや、何でもねーよ」






最後の方はよく聞こえなかったけど...まぁいいや!





こうして私達はデートに出かけた。