音楽室に着くと、華恋は座りながら何かを考えていた。 もちろん、俺が来た事には気付いていない。 ...ちょっと驚かしてみるか。 俺は来る途中で買ってきた冷たい缶ジュースを華恋の頬に当てた。 「ひゃあっ!」 華恋の体がビクンッと跳ねた。相当驚いたんだな...。 それを見た俺は、何となく可笑しくなり、大爆笑してしまった。 華恋の反応...面白すぎだろ...。 まさかあんなに驚くとは思わなかった...。