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「...非常に危ない状態ですね。私達にできることはしました。後は本人が頑張ってくれるかどうか.........」
慶太の手術が終わり、担当の医師がそう告げた。
慶太......?
死んだり...しないよね......?
「慶太ぁぁぁっ......!」
慶太の隣では、慶太のお母さんが泣いている。
ごめんなさい......。
全部私のせいだ。
悪いのは私なのに......、涙が溢れて止まらない。
『華恋!』
いつもの慶太の声が、笑顔が。頭から離れない。
慶太......!
「先生...!心拍数が低くなってきています!」
「これまでか......」
慶太慶太慶太っ......!