目の前には、シンプルなデザインのアパート。





「ここ、俺の部屋」






「...お邪魔します」






慶太の部屋は、アパートの右上の部屋だった。






どんな部屋なんだろう...。





私は、恐る恐る部屋に入った。








全体的にシンプルで、白とか青とかで統一されている。






なんていうか...、慶太らしい部屋...。







「華恋」






いつの間にか座っていた慶太が、私を手招きして呼んだ。






私は、慶太の隣に座った。






「じゃあ...、さっきの事、話せる?」





「うん...」







私は、ゆっくりとさっきの出来事を話した。