「...はい。何ですか?」





「今日の放課後、話したいことがあるから、ちょっと残ってもらってもいいかな?」






山内先生は、表情を崩さないまま、言った。






その表情に、何故か、背筋がゾッとした。






何...、寒気が止まらない...。






「山内さん?」





「え...、あ、はい...」






私は、少し怯えながら返事をした。







こんな時に慶太がいてくれれば...。






ちょっと怖いから...、慶太も呼ぼうかな...。






山内先生が戻っていくと、私は、慶太にメールを打った。