こんなに歩いたの、久しぶりだから、足が少し痛い。 足をおさえている間も、花は絶え間なく舞い落ちてくる。 私は空をあおいで想像してみる。 うすい桃色の花びらが、青い空から、はらはら、と舞い落りてくる…。 でも、想像するのと実際に見るのは、違う。 目が見えてたら、いいのにな…。