混乱していると 『行こうか…ここを出よう』 優しくそう男の子は言った。 わたしは頷くしか出来ない。 わたしの手を取り 部屋を出た。 思っていたより小さい 小さい小屋だった。 優しい月光に照らされた 小屋はどことなく 冷たかった。