俺は携帯をいじりながら彼女を待っていた。
扉の向こうでは、彼女が着替えてる。
そう思うと、ドキドキする。
携帯がなったので、一旦店の外にでた。
「もしもし。」
「あ、伶。早く戻って来なさい!
変な仕事なんて、しないで!
伶は、私の会社を継ぐのよ!
そうして、私の決めたあの子と結婚するの!
いい?
伶は、私の言うことを聞いていればいいの!
私があなたを育てるためにいろんなものを
犠牲にしてきたのよ?
いい?
私の言うことを聞いていれば伶は、幸せになれるのよ。」
うざっ。
ブチっ。
俺は携帯をきる。
あんなクソババァの言うことなんかきいてられっか。
「伶君?どうしたの?」
また、心拍数があがっていく。
伶君と可愛らしく言う声…。
声の主は千尋。
「なんでもないよ。」
そう言い振り返る。
「…!?」
俺は言葉を失った。

