マシュマロウル



「これ、着て。」
俺は背中の大きく開いたワンピースを選ぶ。

「!?」
彼女はえ?これですか!?って顔をしている。

手繋ぐのも慣れてきたし、お互い目を見て話せるようになった。
冗談も言えるようになったし。
さっきのも、もちろん冗談。

あんなワンピース着てデートに行ったら、男共にやらしい目で見られる。
絶対!

そうなったら、俺片っ端からぶっ飛ばしそう。


「もういいもん!
自分で決めるしぃ~べーっだ。」
舌をべーっと出し俺の方を見る。

さっきまで顔を真っ赤にしたりツンデレになったり、いきなり甘えてきたり…。


コロコロと表情を変える彼女を見てて、俺はあきない。
むしろ楽しい…。

彼女の笑顔を独り占めしたい。


小さな体なのに色んな人の期待を背負って…。



「試着してくる!」
と言い彼女は、試着室に入っていた。