マシュマロウル

「ちょ、だまれって!」
彼は私の口を手でおさえた。

微かに触れた唇。
まだ彼の匂いが残っている鼻。
↑↑
色気の欠片もない(:_;)
ごめん。




「なんでキス…す、するのよ!!」
上手く言えない。
わ、私のファーストキスがぁー。

「え、もしかして…初?
えー、じゃあしたこともないんだぁー。」

したことない?
なにを?

「何を?」

「は、マジ? 知らない感じっすか!」
彼は目をまんまるにする。
そうして、私の耳元で囁く。


「!?」
声にならない音をだす。
ピーーーですか!!!

うぁーーーーー。

「顔真っ赤(笑)」
彼は私を指差す。

「で、でも…。わだぢばぁっっ!!!」
(でも、わたしは)

「でも、何?」
彼は意地悪そうに私に微笑む。
こ、怖い。

「…。」
黙り込む私。

「言えないの?」
そう言い、私のオデコをつつく。
さっきから伶君に触られた所が熱い。
しかも、心臓がー。

「…。」
ずーっと喋らない。
私は目線をぐっと下ろす。
直視できません(ToT)
なんであんたはそんなにかっこいいんだよ!

キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン

チャイム音が響く。
うわっ授業終わっちゃった…。

今から仕事だわぁ。

「あの、仕事なんで!
ありがとうございました。」
私はとってつけたような挨拶をし、くるりと180°回転。
そのまま準備室をでる。

自分の犯した失敗に気付かず…