「どうしたんですか?教頭先生。」

「あ、澤木さん、プロデュースさんから呼ばれてるみたいだよ?さっき学校に電話がかかってきたよ。」

教頭先生は、私の正体を知っている。
 
「そうなんですか?えっとじゃあ、私は…」

「早退しなさい。皆には、言っておくから。  迎えが来てるよ??」

教頭先生は門の方を指差す。
青のオープンカーが、止まっていた。
りりさんの第2の愛車だ。

「はい。ありがとうございます。」

そういい、私は、したくをし教頭先生に別れをつげた。