そんなあなたは先生でした…(上)


「あれ、見せちゃいけなかったの?」

笑いながら応える麗華さん。

「麗華、見せたのか?」

おどおどしてきた先生。

隣で必死に笑いを堪えてる奏さん。

何とも言えないあたし。


「うん。
だめ?」

「だめって……、
最後に書いただろうが!!」

「最後?」

麗華さんはわざとおとぼけた様子。
ケータイを開いて、問題のメール画面にする。

「あら、ほんと♡」

「はぁー…、礼さん見ちゃったか…」

なんだか肩を落としてる先生が可愛く見えてしまう。

「おいっ、奏!!!
笑ってるのバレバレだからな!」

「ひぇっ」

食卓が笑いに包まれる。

こんなにも素晴らしいんだなぁ。


こんなにもおいしいんだなぁ。


そう感じた。