そんなあなたは先生でした…(上)


礼side


店に戻るとそこは奏さんのヘアアレンジ店に変わっていた。

賞品がなくなり、
やることがないらしい。

そこに、奏さんがやってきてちょっとアレンジしてあげたところ反響が良く、ついでだからやろうとなったらしい。


「そこのお嬢さん♪」

「はい?」

え、あたし?

「髪が崩れてきているからやってあげましょうか?」

奏さんが言う。

たしかにさっき陽のせいで、
いっぱい暴れたからなぁ。


「じゃぁお願いします」


椅子に座ると、いつもとは違う表情をした奏さんが鏡に写る。


キラキラしてる。

楽しくて仕方ないみたいな顔。


じっと見てると鏡越しに目があって、
ウインクされた。



あはは……



周りの女の子は、
もちろん黄色い歓声です。