そんなあなたは先生でした…(上)


沈黙が続く。

時計の秒針の動く音がやけに大きく聞こえる。


「礼、ごめんな……」

沈黙を破ったのは陽の謝罪の声。


「なんで謝るんですか?」

「だって、俺がもし職員室にいたら……。そう考えるだけで…」

陽は目を伏せた。


「そんなこと言わないで、あたしは陽が助けてくれるって信じてたよ?」

「礼……」

「だって、陽はあたしのヒーローだから。
だから、信じてた。
あたしのほうこそごめんなさい」

「なんで謝んの?」

「だって、、陽にも見られてないところ見られたし、………触られちゃったから………」


汚いよね、

あたしなんか。


もう、触りたくないよね?



ごめんなさい、

ごめんなさい………