下に行くとちょうど陽もいた。
「「「あ」」」
「珍しいわね、陽も寝れないの?」
麗華さんが聞く。
「うん、まぁね」
「ふぅーん……」
そう返事をしてコップに水を注ぎ、
一気に飲んだ。
「じゃぁ、俺はも……」
「ねぇ、あたし奏のところに顔出してきたいから礼ちゃんと10分ぐらいここにいてくんない?」
陽が言う言葉を被せるように麗華さんは言った。
「え、麗華さん?」
「麗華……」
「もし何かあったら呼びにきて。
たぶんあいつはここのソファーで寝てるから」
麗華さんは隣のリビングを指差して、
それじゃぁ10分後にねー
っと行ってしまった。
気まずい雰囲気が漂う。

