「は!?」
ガバッと起きた。
「だから、俺らとここで一緒に住もうってこと」
俺も起きて言う。
「俺も麗華も奏もみんな血が繋がってない家族なんだよ。
みんないろいろあってな。
礼も前にちょっとあって」
「…………」
「俺の場合は父母がいなくて、おじぃちゃんとおばぁちゃんに育てられたんだよ。あ、会長ってやつな。
おじぃちゃんとおばぁちゃんは快く了承してくれると思う。
だから、俺らと“家族”にならないか?」
暗闇に慣れた目が恭哉を捉える。
恭哉は澄んだ透明の涙を流していた。
「………よろしく、お願いします!!」
暗闇で見えてないかもしれないのに、頭を下げている。
「さて、もう寝るぞ。
明日は文化祭だろ?
俺はちょっと水飲んでくるから」
恭哉は再び床についた。
俺は水を飲みに部屋を出た。

