そんなあなたは先生でした…(上)


「は!?」


ガバッと起きた。


「だから、俺らとここで一緒に住もうってこと」


俺も起きて言う。


「俺も麗華も奏もみんな血が繋がってない家族なんだよ。
みんないろいろあってな。
礼も前にちょっとあって」

「…………」

「俺の場合は父母がいなくて、おじぃちゃんとおばぁちゃんに育てられたんだよ。あ、会長ってやつな。
おじぃちゃんとおばぁちゃんは快く了承してくれると思う。
だから、俺らと“家族”にならないか?」


暗闇に慣れた目が恭哉を捉える。

恭哉は澄んだ透明の涙を流していた。


「………よろしく、お願いします!!」


暗闇で見えてないかもしれないのに、頭を下げている。


「さて、もう寝るぞ。
明日は文化祭だろ?
俺はちょっと水飲んでくるから」


恭哉は再び床についた。


俺は水を飲みに部屋を出た。