「先生、ありがとうございました」 頭を下げてお礼を言う。 「いやいや、全然だぃ……、じょう、ぶ……」 先生は突然口をどもす。 「どうしたんですか? あ、やっぱり似合わないですよね? すみません、気分害してしまったみたいで。 あ、のぉ……」 ビクッ… 先生があたしの髪を掬う。 「えっ!?」 「三つ編みじゃないとこんなにも変わるのか…」 「あ、やっぱり三つ編みにしま……」 「しなくていい!!!」 先生は言葉を遮ってしゃべった。