そんなあなたは先生でした…(上)


陽side

顔が青ざめるのがわかる。


急いで帰る支度をして車に乗り込む。


そして、麗華たちの店に電話をかけた。


“もしもし?”

「佐伯陽だ、麗華に代わって」

“麗華さーん?”

店の従業員が麗華を呼ぶ。

早く、早く……

“代わったけど何?”

「大変だ、礼が神田組に連れ去られた!!!」

“え、どういうこと!?”

麗華はいきなりのことで非常に驚いている。

「いいか、聞いてくれ。
城之内恭哉は神田組の雇われだった。
しかし、礼に惚れ神田組を裏切った。
礼は城之内の家を訪れた。
そこで神田組のやつらに攫われたようだ」

俺は簡単に説明をした。

“それで、場所は?”

「場所は神田組の縄張りと言われたが範囲が広すぎる。
それに吉村さんは礼たちとは一緒じゃないようだ。」

“吉村さんはどこ?”

「たぶん、城之内の家。
あいつ一人暮らしなはずだ」

“どこよ、それ!?”

「わかんねぇ。まず麗華は家に戻ってくれ。もしかしたら吉村さんが調べた形跡がありかもしれない。わかったら2人ぐらい連れて吉村さんを探しに行ってくれ。絶対に俺に連絡すること。あと、お前は女なんだから無茶しすぎんなよ」

“OK、わかった。
奏に代わるね”

「あぁ、頼んだ」


麗華はこういう時、無茶をして派手にやらかしてくれた時があった。

あの時みたいになるのは困る。