「会長!!!」
隣で城之内くんが叫ぶ。
「会長?」
会長って頭ってこと?
「どうも、神田組5代目頭の神田毅です。
お嬢さんは俺に会ったことあるでしょ?」
うっすらと笑みを浮かべている。
「ぶつかって助けてもらったでしょ?
佐伯陽に!!!」
あ、一番最初の!!!
「あなただったんですか!!!」
あたしはキッと睨み上げる。
「そんな怒らないで、ねぇ?」
神田毅はあたしの頬を触った。
ブルッ…
「よ、吉村さんは!?」
「吉村?
あぁー、あのじじぃならまだアパートの駐車場に寝っ転がってるよ。
車に引かれて死んじゃったかなぁ?」
グハハハッ
大声で笑う。
「最低…」
「ん?
最低?
最低ってゆーのはお嬢さんの隣にいるコイツのことを言うんだよっっ!!!」
神田毅は城之内くんを勢いよく蹴った。
「ゲホッ、ゲホッ…」
城之内くんは咽せている。

