礼side
「おい、大丈夫か?
黒澤、黒澤!!」
「んー……」
誰かから呼ばれてる。
目をうっすら開けると、
見たことのない風景があった。
グッ……
動けない…
腕と脚が縄で縛られていた。
「黒澤、大丈夫か?」
隣であたしと同じく縄で縛られている城之内くんがいた。
「うん。
ここはどこ?」
「たぶん、神田組の縄張りのどっか」
「え、あたし達捕まったの!?」
「そうらしい……」
「吉村さんは?」
「わかんねぇ、俺もお前もなんかやられて意識ぶっ飛ばされたみたいだ」
「……そっか」
怖いな。
早く来て、陽……
「大丈夫だ、絶対お前を守る。
縄さえ解ければあいつらに勝てるのに」
城之内くんは縄をこすっている。
コツン、コツン、………
「お目覚めかな、お嬢さん。
あと裏切りの恭哉くん?」
黒いスーツにサングラスをかけた40代ぐらいの男の人と、周りにたくさんの同じような格好をした人が集まった。

